明治4年創業。越前蕎麦の伝統と変わらぬ味を守り抜く老舗の名店
全国の蕎麦通を唸らせる風味豊かな香りをご堪能あれ
引用元URL http://www.masudasoba.com/blog/4391.html
歯ごたえを楽しむ太麺は越前蕎麦の証
引用元URL http://blog.goo.ne.jp/boost-and-smoke/e/ffdf7b77e720e4a7dc3b07e0c06df0d4
蕎麦通、ましてや越前蕎麦が好きな方には
「やっと出ましたか」と言われそうですが、
今回は、越前蕎麦を語るならここは絶対はずせないと言っても過言ではない、
武生の「森六」さんです。
在来種の蕎麦粉で毎朝打ち上げられる蕎麦は、
これぞ越前!と言いたくなるような太麺。
信州や江戸前の蕎麦のように喉で味わう蕎麦ではなく、歯ごたえを楽しむ蕎麦なのです。
メニューは「せいろ」か「おろし」のみを提供していて、
「せいろ」は若干細めの二八蕎麦。
「おろし」は太麺の十割蕎麦となっています。
どちらの蕎麦も風味が強く、
二八蕎麦の「せいろ」でも運ばれた瞬間にその香りを感じることができますし、
ましてや十割蕎麦の「おろし」なら尚のこと。
しかも固めの太麺なので、
噛めば噛むほど口から鼻に抜けていく香りを楽しむことができます。
個性豊かな大根が蕎麦の風味を引き立てる
引用元URL http://nezumi-daikon.com/modules/about/index.php?content_id=1
同店の自慢は、やはり「おろし」。
蕎麦自体は言うまでもなく、大根にもこだわりを見せていて、
季節ごとに大根を使い分けて提供しているんです。
種類は4種類あり、
まずは水分が多く甘みのある青首大根。
これは一般的に食されているので、味も想像しやすいですよね。
次に練馬大根。大きいものでは100cmにもなるというこちらの大根ですが、
味はおおぶりではなく、とても旨みのある大根です。
また、信州大根は、大根なのにでんぷん質が高く甘みの高いのが特徴。
越前の蕎麦に信州の大根というコラボレーションが興味をそそります。
最後にねずみ大根。
しもぶくれでチョロっと伸びた根っこがネズミに見えることが由来らしいのですが、
そのかわいらしいフォルムとは裏腹にとても辛味の強い大根です。
これらの大根は3種類が自家栽培されていて、
それぞれの特徴を活かして
風味の強い蕎麦の味を際立たせてくれます。
店主自慢の蕎麦粉をご自宅でも
引用元URL http://www.shokokai.or.jp/18/183811S0073/index.htm
大根を自家栽培するまでのこだわりのある同店は、
明治4年の創業以来ずっと変わらず
その味を守り続けてきました。
店内は土間と庭が望める座敷に
大きなテーブルがひとつずつ置かれてあるだけ。
蕎麦と同じくシンプルで素朴な雰囲気で、
どこか懐かしいくつろぎの時間を過ごすことができます。
越前蕎麦の代表格と言われ、
全国でもその名が知られていることから、
県外からのお客様も多いという同店。
訪れてみたけど、満席で入れなかった。
蕎麦が売り切れで食べられなかった。
という方は諦めないでください。
同店で使用されているのと同じ蕎麦粉が
店頭のみで販売されています。
同じ粉を使ったからと言って、
同じ蕎麦が打てるわけではないかもしれませんが、
「香り・甘み・喉ごしよし」と店主が胸を張る蕎麦粉で
お手製の蕎麦を打ってみるのも、また一興かもしれません。
■ 住所: 〒915-0242 福井県越前市粟田部町26-20
■ TEL: 0778-42-0216
■ 営業時間: 午前11:00~午後5:00 ※売切れ次第終了
■ 定休日: 毎週月曜日・第3火曜日(祝日の場合は翌日)